ピルを服用していると、約1%未満（100人に1人以下）の確率で、生理（消退出血）がなくなったり止まったりします。

病気・妊娠が原因でなければ、生理が止まっても問題はありません。

しかし、病気や妊娠が原因で生理が止まっている場合は、すぐに対処が必要です。

この記事のポイント

生理が来ない不安や悩みを今すぐ相談したいなら、スマルナの「医療相談室」を使うのがおすすめです。

スマルナの医療相談室では、薬剤師や助産師などに、無料でピル服用中の悩みを相談できます。

産婦人科や婦人科でピルを買っている方でも、スマルナで相談することは可能。

医療相談室は、スマルナの専用アプリをダウンロードして使いますよ。

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低用量ピルの休薬期間4日目に「生理こない」のはなぜ？原因4つを紹介

休薬期間4日目になっても生理がこない原因には、ホルモンバランスの乱れや妊娠などが挙げられます。

▼ピル服用中に生理がこない原因

ピル服用中の生理は、休薬期間2〜3日目にくることがほとんどです。

しかし、体調不良やホルモンバランスの乱れが原因で、一時的に遅れることもあります。

子宮内膜が厚くならなかった

ピルの作用で子宮内膜（しきゅうないまく）が薄く保たれると、出血量が減ったり、全く出血しなくなったりします。

子宮内膜とは、赤ちゃんのベッドになる組織のことです。

通常、子宮内膜は受精卵を受け止めるために厚くなり、一定の期間に妊娠がないと剥がれ落ちて排出されます。

▼生理の仕組み

ピルを飲むと、妊娠を防ぐために子宮内膜が薄く保たれるため、生理期間の血の量が減ったり出血がなくなったりするのです。

ほとんどの場合は、ピルを飲んでも出血量が減るだけで、休薬期間には生理がきます。

しかし、1%未満の割合で、子宮内膜がほとんど厚くならず生理がなくなる人もいますよ。

ストレスやホルモンバランスの乱れ

ストレスや生活習慣の変化でホルモンバランスが乱れると、一時的に生理が止まったり遅れたりします。

▼ホルモンバランスが乱れる原因

「生理がこない」と不安な気持ちになると、より大きなストレスがかかります。

性行為がなく定期的に検査を受けている場合は、妊娠や病気の可能性は低いため、深刻になり過ぎないことが大切です。

不安が大きいときは、電話やチャットで医師・薬剤師などに相談できるサービスも活用しましょう。

医師や薬剤師にチャットで相談

オンラインピル処方アプリの「スマルナ」では、医師や薬剤師にチャット相談ができます。

利用料は無料なので、病院へ行く時間がない方は利用してみましょう。

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子宮や卵巣の病気

子宮や卵巣に病気があると、生理が止まったり、生理痛のような痛みが続いたりする場合があります。

▼生理が止まる病気の例

子宮や卵巣の病気を放っておくと、進行して妊娠できない身体になってしまうことも。

もしも定期的に検査を受けていない場合は、病気を疑い、エコー検査や血液検査などを受けると良いでしょう。

検査は、産婦人科・婦人科・レディースクリニックなどで受けられます。

検査費はクリニックによって異なり、1回3,000〜10,000円ほどです。

妊娠の可能性

ピル服用中に性行為があった場合、生理がこなければ、妊娠しているかもしれません。

低用量ピルの避妊率は99.7%と高く、妊娠する可能性はわずか0.3%です。

しかし、飲み忘れがあったり、服用する時間が定まっていなかったりすると、妊娠の確率は上がります。

ピルを服用していても、1,000人中3人ほどは妊娠の可能性があります。

ピル服用中に生理がこない場合は妊娠検査薬を使おう

ピル服用中に生理がこない方で、前回の休薬期間〜現在までに性行為があった場合は、妊娠検査薬を使用しましょう。

妊娠検査薬を使うのは、休薬期間の7日目（シートの最終日）です。

▼妊娠検査薬の詳細

「妊娠していたらどうしよう」不安な気持ちをかかえたまま、日々を過ごすのはつらいですよね。

妊娠検査で生理がこない原因をはっきりさせれば、不安な気持ちをスッキリ解消できます。

性行為がなかった場合、妊娠検査は不要です。

陰性（妊娠していない）ならピル服用を継続

妊娠検査薬で陰性反応（線が出ない）なら、妊娠はしていません。

陰性の場合は、ピルの服用を続けましょう。

なお、定期的に検査を受けていない場合は、生理がこない原因を特定するためにも、検査を受けておくのがおすすめです。

▼産婦人科でよくある検査

陽性（妊娠していた）ならピルの服用を中止

妊娠検査薬で陽性の（はっきりとした線が出た）場合は、妊娠している可能性が高いです。

陽性の場合はピルの服用を中止し、できるだけ早く産婦人科を受診しましょう。

なお、病院の受診に抵抗がある場合は、「にんしんSOS相談窓口」を利用するのもおすすめです。

▼にんしんSOS相談窓口の詳細

「産みたいけどお金がない」「家族に知られないように中絶したい」など、どんな悩みでも相談にのってもらえますよ。

服用するなら知っておきたいピルと生理の関係

「生理がこない」「妊娠したかも」など、思わぬトラブルに備えるためには、生理とピルの関係を理解しておくことが大切です。

▼ピルと生理の関係

ピル服用中は生理の期間が短い

ピルを服用すると、「子宮内膜」が厚くならないため、生理の期間が短くなり出血量が減ります。

出血量が減れば、ナプキンを変える回数が少なくなり、血の漏れも気にせず快適に過ごせますよ。

▲子宮内膜の説明に戻る

生理がこないピルもある

生理の回数をできるだけ減らしたい方には、生理の頻度が約4か月に1度のピル「ヤーズフレックス」の服用がおすすめです。

ヤーズフレックスは超低用量ピルの1つで、生理に伴う不快な症状（生理痛・頭痛・気持ち悪さ・情緒不安定）を改善する効果が期待できます。

▼ヤーズフレックスとその他ピルの違い

※実薬とは有効成分入りのピルのこと

ほとんどの低用量ピル・超低用量ピルは、毎月7日間が偽薬・休薬期間とされており、2〜5日ほどの出血があります。

しかしヤーズフレックスは、自然に出血が起こるまで、最大120日連続でピルを飲めるため、生理の頻度が減らせるのです。

▼ヤーズフレックスの服用イメージ

参考：ヤーズフレックスの服用方法

ピルを飲むと生理が遅れることも

28日周期ぴったりで生理がきていた方も、ピルの服用を始めると、一時的に生理が遅れることがあります。

生理が遅れるのは、ピルの影響でホルモンバランスが乱れるためです。

ピルに身体が慣れれば、ホルモンバランスの乱れは落ち着くため、生理の周期も整っていきます。

生理がこない人の割合は1%未満

ピルの服用中に生理がこない人の割合は、わずか1%未満（100人に1人以下）です。

99%以上のピルユーザーは、偽薬・休薬期間になると2〜5日ほど出血が続きます。

生理が止まる可能性は非常に低いため、休薬期間7日目まで出血がなければ、妊娠や病気を疑いましょう。

ピル服用中に生理がこない人が知っておきたいQ&A

妊娠以外でもピル休薬期間に「生理こない」の可能性あり！

ピル服用中に生理がこない原因は、ホルモンバランスの乱れ・妊娠・病気など、さまざまです。

▼生理がこないときの対処法

「妊娠していたらどうしよう」と不安が強いと、何も手につかなくなってしまうこともあります。

ピルの避妊率は99%以上のため、妊娠している可能性は低いです。

しかし、ストレスなく日々を過ごすためにも、迷ったら妊娠検査薬を使ってみましょう。