アフターピルは、どこで購入しても保険適用外です。

ピルの値段は各クリニックが自由に決められるため、購入する病院によって、少しずつ料金が異なります。

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アフター ピル 1回分	ピル：9,900円 診察：1,650円 送料：0円 ーーーーーーー 合計：11,550円	ピル：10,978円 診察：1,650円 送料：770円 ーーーーーーー 合計：13,398円	ピル：10,978円 診察：2,200円 送料：550円 ーーーーーーー 合計：13,728円	ピル：8,800円 手数料：3,300円 送料：750円 ーーーーーーー 合計：12,870円
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予約	公式サイト	公式サイト	公式サイト	公式サイト

※オンラインピル処方は医師の診療が必要となり、医師の判断によってはお薬を処方できない場合があります。

アフターピルが保険適用外なのはなぜ？

アフターピルが保険適用外なのは、利用の目的が「避妊（妊娠の予防）」だからです。

日本では、病気やケガの治療のみ健康保険が適用されます。

健康保険の「療養の給付」は、病気やケガをしたときの治療を対象として行われます。このため、日常生活に何ら支障がないのに受ける診療（美容整形など）に健康保険は使えません。妊娠も病気とはみなされないため、正常な状態での妊娠・出産は健康保険の適用から除外されています。

引用：全国健康保険協会

アフターピルによる避妊は、病気やケガに含まれないため、全額が自己負担となります。

全額負担で受ける医療は、「自由診療」と呼ばれますよ。

保険証なしだといくら？アフターピルの値段相場

アフターピルの値段相場は、保険証なしの自由診療で6,000〜15,000円です。

費用を抑えるためにも、各ピルの価格帯や安く買える場所を確認しておきましょう。

値段に幅があるのは、ピルの種類や購入する場所によって、価格に違いがあるためです。

アフターピルは3種類｜それぞれ値段が違う

アフターピルの種類は3つあり、それぞれ値段や服用までのタイムリミットが異なります。

アフターピルはたった1錠の服用で、約99%の避妊効果が期待できますよ。

ノルレボの値段：8,000〜15,000円

ノルレボは日本で主流のアフターピルで、多くの産婦人科・オンラインクリニックで取り扱われています。

避妊失敗から72時間以内に服用することで効果が期待でき、避妊率は97%以上と高めです。

▼ノルレボの避妊率と妊娠阻止率

避妊率は、アフターピルを正しく服用した人のうち、妊娠しなかった人の割合。

妊娠阻止率は、排卵日（危険日）に性交渉があった人のうち、アフターピルで避妊できた人の割合を指します。

避妊率も妊娠阻止率も、ノルレボを早く飲むほど高くなりますよ。

レボノルゲストレルの値段：6,000〜10,000円

レボノルゲストレルは、ノルレボの「ジェネリック医薬品（後発医薬品）」に該当するアフターピルです。

ジェネリック医薬品は、ほかの医薬品よりも安価な点が魅力。

なお、ノルレボとレボノルゲストレルは同一の成分で作られており、避妊率・妊娠阻止率・安全性などが同じです。

効果が同じなら、できるだけ安いピルを選びたいですよね。

エラワンの値段：10,000～20,000円

エラワン（エラ）は、避妊失敗から120時間まで効果が期待できる、タイムリミットの長いピルです。

120時間の時点で避妊率は約98%と、時間が経っても高い効果が見込めます。

ただし、日本では承認を受けていなかったり、ほかのピルよりも高額だったりなど、デメリットも存在します。

病院（産婦人科）によってもアフターピルの値段は変わる

同じ種類のアフターピルでも、どの病院（産婦人科やオンラインクリニック）で買うのかで、値段は大きく異なります。

値段が大きく違う理由は、保険適用外の薬の価格を、クリニックが独自の基準で決められるためです。

また、病院によっては、診察代・手数料・処方せん料などが発生する場合もあることを覚えておきましょう。

アフターピルを保険適用外で安く買う方法3選

購入場所やピルの種類によっては、保険適用外でもアフターピルを安く購入できます。

▼安く買う方法3選

薬局で購入する（7,000〜9,000円）

72時間以内に服用することで避妊効果が期待できる「レボノルゲストレル」は、全国145店舗の薬局でも販売されています。

価格が7,000〜9,000円と安いだけでなく、医師の診察が不要な点も薬局での購入の魅力。

ただし、薬局でピルを購入する際には、薬剤師による服薬指導を受ける必要があります。

▼薬局での購入条件

購入に条件が設けられているのは、薬局販売が試験的なものだからです。

ヤッペ法を使う（4,000〜8,000円）

中用量ピル（プラノバール）を使った避妊法の「ヤッペ法」なら、相場の半分ほどの価格で、妊娠を予防できます。

ヤッペ法は2010年頃まで主流であった、緊急避妊法です。

価格が安いメリットがある一方で妊娠阻止率が低く、失敗しやすいため、現在はあまり使用されていません。

▼ヤッペ法とノルレボの避妊率

▲ノルレボの詳細に戻る

ヤッペ法（プラノバール）の処方を受けられるクリニックは限られており、一部の産婦人科ではピルをもらえません。

近くの産婦人科でヤッペ法の取扱がない場合は、全国どこでもピルを郵送してもらえる、オンラインクリニックを利用すると良いでしょう。

診察・送料などが無料のクリニックを選ぶ

薬局での購入やヤッペ法の使用に抵抗がある方は、診察代・手数料・送料などが無料のクリニックを選ぶのがおすすめです。

診察代・手数料などが無料なら、ピル処方にかかる費用の合計を抑えられます。

なお、診察代や手数料などは、産婦人科やオンラインクリニックの公式サイトに提示されていますよ。

合計額はいくら？オンラインクリニックの値段をチェック

保険証はいる？不要？アフターピルのもらい方と持ち物をチェック

産婦人科へ行くアフターピルをもらいに行く際、保険証は不要です。

受診前に確認

アフターピルの入手方法と持ち物

アフターピルは、産婦人科・オンラインクリニック・薬局などで購入できます。

どこで購入する場合も、身分証明書（免許証・マイナンバーカードなど）や現金・クレジットカードが必要になることがほとんどです。

支払い方法はクリニックによって異なるため、事前に確認しておきましょう。

オンライン診療の場合、利用前に身分証明書のアップロードが必要です。

アフターピルはなんて言えばもらえる？

「アフターピルが欲しいです」「緊急避妊薬を処方してもらいたいです」と言えば、アフターピルをもらえます。

ピル処方の際、医師や受付のスタッフから、アフターピルが必要になった経緯を詳しく聞かれることはありません。

診察で聞かれることは？

避妊失敗について、非難されたり怒られたりすることもありませんよ。

診察では、質問をしたり要望を伝えたりできるため、不安や悩みがあれば相談してみましょう。

また、希望するピルがない場合は、あなたにぴったりなピルを医師が教えてくれますよ。

アフターピル処方の流れ

アフターピル処方の流れは、産婦人科とオンラインクリニックで、少しずつ異なります。

タップで切り替え

• オンラインクリニック
  ピル処方の流れ
• 産婦人科
  ピル処方の流れ

医師の診察は5〜10分、ピルの配達は数時間〜1日ほどかかります。

STEP

予約

クリニックによっては完全予約制を採用している場合もあるため、公式サイトで確認しておきましょう。

STEP

受付

クリニックに到着したら、受付で来院の目的を伝えます。

初診の場合は、問診票を渡されるので、記入しましょう。

▼問診票の例

STEP

診察

医師の診察は、問診票の内容をもとに行われます。

診察の内容

• 医師による問診
  • 性交渉のあった日時の確認
  • 服用している薬の確認
  • 最後の生理日の確認
• アフターピルの説明
  • 服用の方法
  • 副作用と対処法
• 質疑応答

STEP

会計・ピルの受け取り

医師の診察が終わったら、受付で会計をして、アフターピルを受け取ります。

受け取ったピルは、できるだけ早く服用しましょう。

アフターピル（緊急避妊用ピル）の保険適用・値段に関するQ&A

低用量ピルはアフターピルの代用になる？

低用量ピルは、アフターピルの代用になりません。

どちらも避妊のために服用しますが、飲むタイミングや使い方が異なります。

	低用量ピル	アフターピル
効果の出る タイミング※	連続で7日間 服用したあと	服用してすぐ
効果の 持続期間	服用中は ずっと	服用直後 のみ
服用の タイミング	毎日	避妊に 失敗したとき

※性交渉のあとに飲んだ場合

アフターピルは避妊効果に即効性が期待できますが、低用量ピルは効果が出るまでに時間がかかります。

そのため、すでに避妊に失敗している場合は、アフターピルを服用しましょう。

アフターピルの購入が保険適用になるのはいつから？

アフターピルは保険適用外で、今後も保険が適用される予定はありません。

産婦人科でのアフター ピル処方の値段は、合計いくら？

産婦人科でアフターピルを購入する場合、合計1〜2万円ほどかかります。

▼費用の目安

ピル代	6,000〜 15,000円
診察代	無料〜 2,000円
手数料	無料〜 2,000円
処方料	無料〜 2,000円

なお、アフターピルの価格は、各クリニックが独自の基準で決めています。

そのため、同じピルでも産婦人科によって、5,000円ほど値段に差が出ることもありますよ。

保険適用と適用外のピルの違いは？

保険適用と適用外のピルでは、使用目的が異なります。

保険適用	PMSと月経困難症の治療 子宮内膜症の治療
適用外	避妊 生理日のコントロール

日本で保険が適用されるのは、病気やケガの治療に、医療が用いられる場合のみ。

避妊・生理日のコントロールは、病気やケガに該当しないため、保険が適用されないのです。

なお、保険適用ピルは、「保険医療機関」で購入できます。

アフターピルはマツキヨでも買える？

マツキヨでは、アフターピルの販売がありません。

一方で、マツキヨ以外の一部の薬局では、アフターピルの取り扱いがあります。

▲薬局販売の詳細を見る

アフターピル購入時に保険証がいらないクリニックはどこ？

ほとんどのクリニックでは、保険証がなくてもアフターピルを購入できます。

ただし、身分証明書の提示を求められることは多いため、来院の際には免許証やマイナンバーカードを持参しましょう。

アフターピルには副作用がある？

どのアフターピルにも、吐き気や頭痛などの副作用があります。

たとえば、悪心であれば100人中23人ほどの確率で、症状が出ます。

吐き気止めや痛み止めなどの薬は、ピルと併用できるため、副作用がひどいときは服用しましょう。

吐き気止めや痛み止めは薬局で買うか、ピルと一緒に処方してもらうのがおすすめです。