アフターピル（緊急避妊薬）を性行為から72時間以内に服用すると、97％の確率で避妊できます。

この記事のポイント

制限時間までにアフターピルを服用するためには、できるだけ早く産婦人科などを受診し、ピル処方を受けることが必要です。

しかし、仕事や学校で忙しかったり、休日は病院が営業していなかったりなどの理由で、すぐに受診するのが難しいことも多いでしょう。

早朝や深夜、土日も営業する「オンライン診療」なら、忙しい方でもサクッとアフターピルの処方を受けられます。

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アフターピルは何時間以内・何日以内に服用すべき？24時間以内がおすすめ

アフターピルは、性交渉から72時間（3日）以内に服用しましょう。

アフターピルの
服用時間に関する基本情報

服用が早いほど 避妊効果は高い ▼詳細を見る	【避妊率】 24時間まで：99.6% 25～48時間：98.8% 49～72時間：97.3%
72時間以降でも 一定の効果 ▼詳細を見る	効果は120時間まで 期待できる ただし成功率は下がる
72時間が過ぎたら？ ▼詳細を見る	海外製のピルも検討

アフターピルは服用が早いほど高い避妊効果を期待できる

アフターピルは、服用のタイミングが早いほど高い避妊効果が期待できます。

避妊率は、アフターピルを飲んだ人のうち妊娠しなかった人の割合です。

また、排卵日（危険日）の周辺で性交渉があった人のうち、アフターピル服用で避妊できた確率を「妊娠阻止率」と呼びます。

避妊率も妊娠阻止率もピルの服用が早いほど高くなるため、1秒でも早くアフターピルを飲むことが大切です。

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アフターピルを72時間以降に服用する場合の効果

アフターピルは、避妊失敗から72時間以降の服用でも一定の効果が期待できます。

避妊効果が期待できる時間の上限値は、120時間です。

服用のタイミング	避妊率	妊娠阻止率
72時間まで	98.6%	85%
72時間～120時間	97.3%	63%

参考：報告書 WHO2002

ただし、72時間までに服用する場合と比べると、性交渉から73時間以降にピルを服用した際の効果は劣ります。

性行為後72時間が過ぎたら？120時間以内の服用でOKなアフターピルもあり

性行為から72時間が過ぎそうな場合は、「エラワン（エラ）」が役立ちます。

エラワンは時間が経っても避妊率が落ちにくく、120時間以内に服用した場合の避妊率は約98%と高いことが特徴です。

なお、エラワンには高い確率で避妊ができるメリットがある一方で、デメリットもあります。

メリット	・高い避妊効果が期待できる ・タイムリミットが120時間と長い
デメリット	・医薬品副作用被害救済制度が使えない ・取り扱いのあるクリニックが少ない ・値段が10,000〜20,000円と高い

エラワン（エラ）は、海外では主流のアフターピルですが、日本では未承認の薬。

そのため、ひどい副作用が出た場合、医薬品副作用被害救済制度が使えません。

アフターピル服用後の流れ｜効果を確認できる期間や避妊に失敗した場合などの対応

アフターピル服用から2〜3日以降に、出血（生理）があれば避妊に成功している可能性が高いです。

なお、正確な結果は、妊娠検査薬を使って判定します。

▼ピル服用後の流れ

アフターピル 服用から3週間後 ▼詳細	妊娠検査薬を使用
妊娠がわかったら （陽性の場合） ▼詳細	医師に相談する 妊娠SOS相談窓口を利用
服用後の注意点 ▼詳細	性交渉は避ける すぐに低用量ピルを再開

アフターピル服用から3週間後に妊娠検査薬を使う

避妊に成功したか確認するため、アフターピルを服用から3週間後に妊娠検査薬を使いましょう。

妊娠検査薬は、使うタイミングが早すぎる、と正しい結果が得られません。

また、検査のタイミングが遅すぎると、妊娠に気付くのが遅れて、中絶ができなくなる可能性もあります。

他の人はこちらも質問：

アフターピル飲んだのに陽性？妊娠がわかったら医師に相談

アフターピルを飲んだにもかかわらず、妊娠検査薬が陽性になった場合は、産婦人科や妊娠SOS相談窓口などで相談しましょう。

なお、中絶ができるのは、最後に生理のあった期間の初日を0日として21週6日目（約5か月）までです。

対応が遅れるほど心身ともに負担がかかるため、遅くとも妊娠9〜10週目までに受診することをおすすめします。

アフターピル服用後の注意点は？

アフターピル服用後は、性交渉や低用量ピルを飲むタイミングに注意する必要があります。

アフターピル服用後の注意点
性交渉 ▼詳細	出血があるまでは 避ける
低用量ピル ▼詳細	【再開の場合】 アフターピル服用の 翌日から
	【初めて飲む場合】 出血が確認できてから

出血があるまで性交渉を避ける

アフターピル服用後は、出血（避妊成功のサイン）があるまで性交渉を避けましょう。

性交渉を避けるべきなのは、アフターピル服用後の性交渉が避妊率の低下を招くためです。

また、ピルの服用後は腹痛・気持ち悪さ・不正出血などの副作用で心身に負担がかかるため、無理をせずゆっくりと過ごすのがおすすめです。

参考：National Library of Medecine

アフターピルのあとに低用量ピルを飲むタイミング

アフターピルのあとに低用量ピルを飲むタイミングは、ピルの服用歴によって異なります。

低用量ピルの飲み忘れで アフターピルを飲んだ人	アフターピル服用の翌日から
初めて低用量ピルを飲む人	出血が 確認できてから
しばらく低用量ピルを 飲んでいなかった人

なお、低用量ピルの避妊効果を得るためには、7日間ほど連続して飲むことが必要です。

避妊効果を得るまでには時間がかかるため、低用量ピルを飲んだから大丈夫！と油断せずに、性交渉の際は避妊具を利用しましょう。

アフターピルとは？時間帯や効果などの基本情報をチェック

アフターピルとは、性行為後の妊娠を防ぐための薬です。

服用時間や飲み方にはルールがあり、守らず服用すると妊娠してしまう可能性が高まります。

服用したほうが 良いケース ▼詳細	・避妊なしでの性行為があった ・避妊に失敗した ・低用量ピルを飲み忘れた
飲み方 ▼詳細	・1回1錠を飲む ・水やぬるま湯で飲む
副作用 ▼詳細	・吐き気 ・腹痛 ・頭痛 ・嘔吐
種類と値段 ▼詳細	【ノルレボ】 8,000〜15,000円 【レボノルゲストレル】 6,000〜10,000円 【エラワン】 10,000〜20,000円
購入方法 ▼詳細	・産婦人科や婦人科 ・オンラインクリニック

避妊を成功させるためにも、基本情報を確認しておきましょう。

アフターピルを服用したほうが良いケース

アフターピルは、避妊をせずに性行為した場合や、避妊に失敗してしまった場合に服用します。

避妊具なしでの性行為があった場合、殺精子剤や膣を洗う行為では妊娠を防げません。

なお、アフターピルの服用に迷ったら、産婦人科やオンライン診療で、医師に相談するのがおすすめです。

アフターピルの飲み方・使い方

アフターピルは、1回1錠をコップ1杯の水またはぬるま湯で飲みましょう。

自己判断で飲む量を減らしたり、水やぬるま湯以外で飲んだりすると、アフターピル本来の効果を得られないことも。

また、避妊効果を得たいからといって自己判断で飲む量を増やすと、副作用が強く出てしまう恐れがあります。

アフターピルの副作用

アフターピルの主な副作用は、悪心（吐き気や気持ち悪さ）、腹痛、頭痛、嘔吐です。

副作用の多くはピル服用から24時間以内に落ち着きますが、24時間が経っても治まらない場合は医師に相談しましょう。

なお、アフターピル服用から2時間以内に嘔吐した場合、ピルの成分が十分に吸収されていない恐れがあります。

避妊効果を得るためにも、嘔吐してしまったら追加で1錠を服用しましょう。

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レボノルゲストレル	単品：10,978円 2個：18,150円 3個：76,846円
エラワン	単品：14,080円 2個：24,200円 10個：70,400円
別途	診察代：2,200円 送料：550円
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※オンラインピル処方は医師の診療が必要となり、医師の判断によってはお薬を処方できない場合があります。

アフターピルの種類と値段

アフターピルの種類は、ノルレボ・レボノルゲストレル・エラワン（エラ）の3つです。

ノルレボとレボノルゲストレルは成分の同じピルで、期待できる効果も変わりません。

しかし値段は大きく違い、ジェネリック医薬品に該当するレボノルゲストレルの方が安価ですよ。

種類	避妊率	妊娠阻止率	値段
ノルレボ 72時間ピル	98%	84%	8,000〜 15,000円
レボノルゲストレル 72時間ピル			6,000〜 10,000円
エラワン（エラ） 120時間ピル		85％	10,000 〜20,000円

なお、避妊率は、アフターピルを服用して妊娠しなかった人の割合です。

一方の妊娠阻止率は、排卵日の周辺で性行為があった人のうち、アフターピル服用で妊娠しなかった人の割合を指します。

▲服用タイミングごとの避妊率・妊娠阻止率

アフターピルの購入方法

アフターピルの購入方法には、病院（産婦人科や婦人科）への直接受診やオンライン診療の利用が挙げられます。

購入方法を迷っている場合は、オンライン診療を使うのがおすすめです。

オンライン診療は電話やチャットで診察を受け、自宅にピルを郵送してもらうサービスのこと。

通院なしでピル処方が完結するだけでなく、土日や年末年始など、産婦人科の休診日でもピルを届けてもらえることがポイントです。

48時間以内だと効果が高い？アフターピルに関するよくある質問

アフターピルは72時間以内に！妊娠の確率を下げるためにはできるだけ早めの服用が大切！

アフターピルのノルレボ・レボノルゲストレルは72時間以内、エラワンは120時間以内に服用することで避妊効果が期待でます。

服用のタイミングが早いほど高い効果が期待できるため、1秒でも早く飲むことが大切です。

飲むタイミング	72時間ピル 避妊率	120時間ピル 避妊率
24時間以内	99.6%	98%
25～48時間	98.8%
49～72時間	97.3%
72～120時間	ー

なお、産婦人科へ行くのが恥ずかしい方・日曜日や年末年始で病院が休診の場合には、オンライン診療を利用するのがおすすめです。

オンライン診療なら、産婦人科の休診日はもちろん、深夜や早朝でもアフターピルの処方が受けられます。

アフターピルの価格帯は、産婦人科とオンライン診療でほとんど変わらないので、ぜひ活用してみてくださいね。

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